2020年05月29日
形見分けに関することも考えておこう
終活を始めるときは、私物の整理から始めるという人は少なくありません。使う予定がないものから順に少しずつ処分を進めていけば、誰でも負担に感じることなく終活が進められます。私物の整理を行うときは、形見分けを意識して行うことが重要なポイントになります。
私物の整理は、身の回りのものをチェックして、自分が亡くなるまで残しておきたいものと不要なものを分けるのが基本です。さらに、大切な人に形見として持っていて欲しいものを考えるきっかけにもつながります。自分が愛用しているものをはじめとして、ジュエリーなどの貴金属、高価な着物など、形見として持っていて欲しいものがある場合は、リストアップしておくとよいでしょう。
リストには、誰に何を形見として持っていてほしいかを明確に記しておけば、自分にもしものことがあったときに遺族が形見に関することで揉めるのを避けられます。また、私物の整理の際に形見分けに関する作業も行っておけば、後からあらためて形見分けに関することを考えずに済みます。
終活は様々なことを行うため、本格的に始めるとなれば、かなりの時間が必要になります。その点、私物の整理を行いながら形見に関する作業も進めておけば、時間の節約にもつながります。大切な時間を有効に使うためにも、作業を始めるときは頭に入れておくとよいでしょう。