2020年03月26日
形見となるモノを遺族などに残しておく
終活を考えるシニア世代、その際には葬儀について考えたり、生前相談会などに参加したり、あらかたプランを考えに入れ、見積もりも出してもらう方もいらっしゃいます。また、自分の死後、何かしらの形見分けもされるでしょう。
四十九日前までには済ませているのが慣わしなのですが、形見分けの品というのも自由です。衣類はもちろん、何かしらコレクションをしていたモノなどから、アクセサリーなどは娘さんなどに分けるのも供養になるでしょう。
しかし注意したいのは、いくら形見であっても、故人よりも年配の方へは渡すことそのものが無礼になります。相手方も年の功ですから、それなりのことも理解されていますから、年配の方へはお礼状などで知らせる程度で十分です。
また、知人などに形見を渡すにしても、包装紙に包むやり方もタブーです。この場合は、そのままの状態で渡すことが礼儀です。また、終活とする場合には、自分自身で用意しておくのもありです。奥さんにはこれ、娘さんや、息子さんにはこれ、というふうに一筆したためておくことや、どこに保管しているかを書いておくことで遺品整理も行いやすくなります。知人などには、金額的に高い品は渡すことなく、小さなモノがおすすめです。