2019年12月04日
終活は形見分けを意識して行おう
終活といえば、これまでは定年退職した人など、高齢者が行うものというイメージがありました。でも、今は30代から終活を始めて、自分のもしものときに備える人も増えています。若いうちから終活を始めていれば、自分に突然もしものことがあっても人に迷惑をかけることが少なくなります。
また、身辺整理をこまめに行えば、すっきりとした気持ちで前向きに毎日を過ごせるメリットもあります。もしもこれから何か始めようと考えているときは、年齢を問わず私物の整理から始めてみるのも一つの方法です。毎日生活していると物がどんどん増えていきますし、自分が亡くなったときは遺族が遺品を整理しなければいけなくなります。
遺族に負担をかけないように、たくさんある物を整理することから始めてみるとよいでしょう。何から整理すればいいか迷ったときは、残された家族が処分に困りそうなものから整理していくのが基本です。さらに、私物を整理するときは、形見分けを意識して行えば、後から形見分けに関する作業を行う手間が省けます。
たとえば、貴金属品や時計は鑑定書と一緒に保管し、誰に形見として持っていてほしいかを明記しておくとよいでしょう。貴金属品以外でも、自分が大切にしていたものを誰かに持っていてほしい場合は、誰に何を持っていてほしいかをリストにしておくことが大切です。