2017年01月07日
相続税を支払う場合の留意すべき点
相続税を支払うためには、まず第一に相続を実施する財産額がはっきり分かっていないとすることはできません。従いまして、人が他界すると、財産の算出もしなくてはならないといえます。通帳、あるいは土地の権利証それから、株券などがスピーディーにチェックできる所に置いてあり、家族に関してもその所が分かってるといったケースは何の問題もありません。
しかしながら、自分自身にしか知識がない隠し財産、あるいは借金がある方は気を付ける必要があります。近頃では、インターネットバンキングも存在しますので、通帳が一切無い口座も随所に広がっています。仮に、遺族がこのような内容の財産に思い浮かばなかった場合、故意でなくとも資産隠しと見なされる可能性もあります。その上、大きい金額の借金があるケースになると3か月内でしたら、相続放棄ができます。
従って、自分自身の財産に関しましては明らかにしておいた方が良いでしょう。さらに、金銭価値がある美術品を保有中の場合も留意することが大切です。価値がわからないままに形見分けし、あとになってトラブルになったというシチュエーションもあります。従いまして、そこそこの年になったら財産の一覧を作って、万一のときに備えると相続は円滑に行くでしょう。