2018年12月15日
焼香の事前準備を整えるためのポイント
法要を実施する日には、実行するための用意が必要です。お経の間に、スムーズに焼香を済ませられるように気配りします。香炉に火をつけた炭をダイレクトに入れるということはありません。容器が溶けないよう、最初に灰を入れることになります。
このようにすると、炭が容器にあたらず、お経を読了するまで、炭の熱に対して耐えることができます。香炉を長い時間活用している場合は、燃えカスが存在したり、灰が強固に締まっていたりする事が想定されます。その際は、燃えカスを除く、新たなる灰に換えるなどの手法を取ります。
また、金香炉を利用する場合、香炉に紋が入っているケースがあります。その時は紋を正面に向けセッティングします。さらに、ふたに乗っかっている獅子や龍の顔面も正面を向くようにコントロールします。焼香台は、中間に金香炉、左サイドに香炉のふた、右サイドに香合をセッティングします。廻し焼香を実施する場合盆の上に、左サイドから土香炉、香合と並べることになります。火種となる香炭は、棒状や、平らなブロック型などがあります。形やサイズによって燃焼時間が変わることから、短時間しか燃えないタイプなら、香炭を結び付けて燃焼時間を延ばすことが必要です。法要の長さについては、45分くらいが目途です。火が消されないように、燃焼時間を整えます。そして、焚くタイミングは、法要がスタートする15分ぐらい前です。