2016年12月16日
銀行のローンも相続するのかどうか
相続というのは、資産も負債も相続することになります。そして、相続した分が一定以上であればその金額に対して相続税がかかることになります。これは大原則ではありますが、いくらかの控除の方法がありますし、節税方法もありますから、いろいろと考えて見ましょう。負債ですが借金ということになりますがあまり意識していない人が多いところとしてはローンがあります。銀行からお金を借りているときなどにもそれも相続することになります。
但し、組むときに生命保険に加入することがあります。住宅ローンなどがそうです。組んだ人が死亡したときには団信と呼ばれる保険でその負債が完全にチャラになるようになっています。ですから、相続させるときにはこうした形で資産を残すと非常にお得になることがあります。また、不動産の場合は評価額がポイントになります。キャッシュですとそのまま丸々が課税対象となります。不動産が必ずしもよいではないのですが、すべてをキャッシュにはしない、というのも相続において大事なことです。
借金であろうとも問題ないこともあるわけですし、何かしら現金以外の形で残すことも考えておいたほうがよいでしょう。自動車を購入するための融資、或いは不動産投資のための融資などでは帳消しとなるような仕組みを組み込んでいることは少ないでしょうから、基本的には避けたほうがよいでしょう。そのあたりの判断が難しいでしょうがとにかく、ローンも借金であることは理解しておくべきです。